レガシィツーリングの特徴を受け継いだレヴォーグ

レヴォーグが根強い人気があるのは、クルマ好きから高い評価を得ていたレガシィツーリングワゴンの流れを組んでいるのが大きいでしょう。

レガシィツーリングワゴンは、ステーションワゴンブームの起爆剤となるほど大ヒットを記録したことでも知られています。

このブームでは、様々なステーションワゴンが登場しましたが、レガシィツーリングワゴンは一種のブランドになっており、ブームが収まり他社ライバルが消えても根強い人気がありました。

レガシィツーリングワゴンが人気だったのは、ステーションワゴンの特徴である積載性だけでなく、長年に渡り、スバルらしさの特徴である、雪道に強い4輪駆動に他社ではあまり採用されない水平対向エンジンを搭載していたことで独自性を持っていたことでしょう。

さらにグレードによっては、スポーツカー並みのパワフルなエンジンを搭載することもでき、通勤やレジャーなどファミリーカーとしての実用性と、運転の楽しさを両立していたのが支持されました。

レヴォーグも、レガシィツーリングワゴンにあった特徴を受け継いでいます。

駆動方式は、一般的な乗用車で多く採用されている2輪駆動ではなく、全車4輪駆動を採用。

4輪駆動も滑りやすい道でも安心して走行できるだけでなく、場面に応じて駆動力を素早く配分し、操縦安定性を高める制御を採用し、運転の楽しさと安全性を両立しています。

パワートレインは、スバルの売りである水平対向エンジンを搭載しており、最大出力177馬力を発揮する1.8リッター直噴ガソリンターボエンジンに加え、最大出力275馬力を発揮する2.4リッター直噴ガソリンターボエンジンも用意。

コストパフォーマンスを求めるユーザーだけでなく、パワーを重視するユーザーからも好評です。

また、スポーツグレード「STI Sport」には、ZF製電子制御ダンパーを搭載。スイッチひとつで、クルマのキャラクターを切り替えて、減衰力を調整することができるため、1人で走る時はスポーティに走ることができるだけでなく、人を乗せる時は乗り心地を重視することが可能なので、一台で様々な楽しみ方ができると評判です。