ゼロからお金を貯める方法

ここからは、ゼロからお金を貯める方法についてご紹介します。

リバウンドしない節約方法に厳選

何度も貯蓄を挫折してしまう原因として、「過度な節約をしてしまう」ことが挙げられます。

「家族4人で食費3万円台!」などが話題になる度、すぐに真似をしようとしていませんか?

出費には大きくわけて変動費と固定費があり、まず手をつけるべきなのは固定費となります。

  • 変動費:食費、日用品費、光熱費など月によって変動する費用
  • 固定費:住宅費、保険料、通信費や光熱費のうち基本料金など、毎月変わらずかかる費用

「少しでも安いスーパーに行く」「ポイント5倍デーにまとめ買いする」などは達成感も感じられますが、なかなか続きません。得られる効果も少額に。

その点、固定費は一度見直すだけで節約が勝手に続きます。

「残し貯め」を卒業

毎月「余ったお金」を貯金に回していませんか?

貯蓄の鉄則は「先取り貯蓄」です。決めたお金を先取りして貯蓄する習慣をつけましょう。

このとき口座を分けるのがポイントです。普段使わない銀行などに自動で積み立てるようにしておけば、「つい使ってしまう」というリスクも防げます。

目標は現実的な数字で設定

いきなり「老後資金を1000万円貯める!」と設定するのはムリがあります。

まずは同年代の貯蓄額を参考にしてみてはいかがでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」から、年代ごとの貯蓄中央値をご紹介します。

【世帯主の年齢:単身世帯/二人以上世帯】

  • 20歳代:8万円/135万円
  • 30歳代:70万円/400万円
  • 40歳代:40万円/520万円
  • 50歳代:30万円/800万円
  • 60歳代:300万円/875万円

平均値の場合は富裕層に引っ張られる傾向にあるため、実態に近い中央値を参考にするのがポイントです。