イオン(8267)の株価は高値から下落しています。2025年はおおむね上昇トレンドで、11月には前年末比2.4倍となる2920円まで値上がりしました。しかし、以降は基本的に下落しており、足元は11月高値から23.3%安となる2238.5円で取引されています(26年1月26日終値)。
急落はツルハホールディングスへのTOB(株式公開買付)が契機の1つとみられます。12月上旬に買収価格を従来の1株2280円から同2900円に引き上げ、取得総額は約268億円の増加となる約1254億円まで拡大する見通しとなりました。
株価の下落を受け、買いを検討する投資家も増える可能性も考えられます。イオンは株主優待があり、さらに25年8月に1:3の株式分割も実施しているため、少ない資金で投資しやすくなっています。
今回はイオンに迫りましょう。同社の株主優待と業績を解説します。
※執筆時点の情報です。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
1. 【イオン(8267)株主優待】イオンの買い物で1%~7%キャッシュバック
まずは株主優待です。イオンの株主優待は大きく「イオンオーナーズカード」と「長期保有特典」の2つがあります。
イオンオーナーズカードは優待カードです。カードを提示するとイオングループなどの対象店で特典が受けられますが、その主なものがキャッシュバックです。返金率は株数に応じて異なり、2026年2月より100株の保有で1%、最大は9000株以上の7%です。返金は半年ごとの決済額を合算し、後日に行われます(決済額の上限:100万円)。
1.1 イオンオーナーズカードのキャッシュバック
- 100株~199株:1%
- 200株~299株:2%
- 300株~1499株:3%
- 1500株~2999:4%
- 3000株~8999株:5%
- 9000株以上:7%
※2026年2月末以降
イオンオーナーズカードは毎年2月末と8月末の株主に発行されます。26年の場合、発行を受けられる権利付き最終日は2月25日と8月27日です。権利付き最終日までにイオン株式を買い、同日の取引時間終了(15:30)まで保有することが条件となります。
もう1つの長期保有特典は、イオンギフトカードを進呈するものです。1500株以上を持ち、かつ3年以上継続して保有する株主は最大1万円相当のイオンギフトカードを受け取れます。イオンギフトカードはイオン系列店などの対象店で利用できます。
1.2 イオンの長期保有特典(イオンギフトカード)
- 1500株~2999株:1000円
- 3000株~5999株:2000円
- 6000株~8999株:4000円
- 9000株~14999株:6000円
- 1万5000株以上:1万円
※2026年2月末以降
「3年以上継続して保有」とは、2月および8月の権利付き最終日で7回以上連続して保有すること指します。例えば26年2月末に株主(1回目)となった場合、同年8月末に2回目を迎え、最短で29年2月末(7回目)に権利が発生します。
なお、長期保有特典は2月末の株主のみが対象です。8月末から株主になった場合、実質的に3年半以上の保有が必要となるため注意しましょう。26年8月末からの株主は、最短で30年2月末に条件を満たす計算です。
