昔から日本人は勤勉な国民性だと言われていますね。

しかし、一生懸命働いて得られる賃金はここ30年間ほとんど変わっていないことはご存知でしたでしょうか。

そのため、会社から得られる賃金を頼りにするのではなく、将来に必要な老後資金を早期に作り上げて不労所得での生活を目指す人が増えつつあります。

いわゆる「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」が実現したのち、どのようにして不労所得を作るとよいか、元証券会社員の筆者から4つの方法をご紹介します。

月30万円を目安にすると元本はいくら必要になるのかも併せて解説していきたいと思います。

月30万円の不労所得で足りるのか

まずは月30万円の不労所得で老後生活が送れるのか、総務省「家計調査2020年(令和2年)平均」を参考に確認しましょう。

  • 消費支出(総世帯):1世帯当たり23万3568円
  • 消費支出(二人以上の世帯):1世帯あたり27万7926円

仮に夫婦二人の生活だとしても消費支出は30万円以内に収まっていることがわかります。
ちなみに、「公益財団法人 生命保険文化センター」によると、老後の最低日常生活費は月額で平均22.1万円、ゆとりある老後生活費は平均36.1万円必要と言われています。

老後に贅沢な生活を送ることは月30万円では若干足りないものの、最低限の生活は送れる金額だといえるでしょう。