育児中に正社員で働くメリット・デメリット

次に、育児中に正社員で働くメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット1. 給与が安定している

正社員のメリットは給与がパートに比べると多く安定している点です。家計が楽になったり、より将来への備えられるようになります。

また、社会保険へ加入するため将来の年金額が増えたり、傷病手当金や出産手当金といった保障も付きます。

ただしパートでも、特定適用事業所で働き、一定条件を満たせば社会保険へ加入できます。2022年10月からは特定適用事業所の要件が、被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時100人を超える事業所へと変更されます。

メリット2. キャリアが比較的安定している

女性が仕事をする際、家族や家計のためにと表現されることもありますが、そもそも自身のキャリアを築きたい、仕事に意欲的という方もいます。

パートでもキャリア形成を行うことは職種によっては可能ですが、正社員であればよりキャリアが安定すると言えます。

メリット3.万が一の時に備えられる

今回のコロナ禍による経済や雇用への影響のように、いつ不測の事態が起こるかは誰しも分かりません。社会情勢による影響やパートナーのリストラ、離婚など、万が一のことが起こる可能性は誰しもあります。

そのような場合でも、正社員であれば比較的安定しており、万が一のことがあっても対応できると思えるでしょう。

デメリット1.子どもとの時間が少ない

パートよりも働く時間が増える分、どうしても子どもと一緒にいる時間が減ります。特に平日は一緒に遊ぶ時間があまりとれない、満足に育児や家事ができないという悩みは抱えやすいでしょう。

デメリット2.心身の余裕が保ちにくい

フルタイムで働きながら育児・家事を両立すると、どうしても時間に追われてしまいます。帰宅後に夕食、洗い物、お風呂、寝かしつけとバタバタする日々で、疲れてしまい余裕も保ちにくくなります。