将来に向けて

厚生年金を平均の約2倍である30万円も受給する人の割合は、約0.1%でした。

「30万円もあれば生活水準を落とす必要がない!」とイメージしていた方も、年金額の決まり方を見ればそれが誤解であったことに気づかれると思います。

現役時代に納めた保険料で決まる年金額。つまり30万円もの高額受給者は、現役時代にかなりの報酬を得ていたことになります。

そうした方にとっては、「ひと月30万円」の年金暮らしになれば、やはり生活水準を落とすことになるでしょう。

それぞれが限られた年金の中でやりくりすることになります。

年金に個人差がある以上、平均値の14万4366円はもちろん、ボリュームゾーンである「9~10万円未満」は一つの目安にとどめ、自分なりの金額をつかむ必要がありますね。

毎年送られてくるねんきん定期便には、しっかり目を通す習慣をつけておきましょう。

参考資料

LIMO編集部