4月からスタートしたい貯蓄計画
この春貯蓄に挑戦したい場合、重要なのは「いつまでに・いくら・どのように貯める」という目標を設定することです。
単純に「100万円貯めよう」と思うだけでは、モチベーションが続きにくいものです。
例として、
- 1年以内に
- 100万円を
- 定期預金で貯める
としてみましょう。この場合、月々に必要な積立額は8万円以上です。
収入やライフステージによってこの貯金が可能かどうかは変わるでしょう。しかし大事なのは、「難しいかもしれない」「これならできるかもしれない」と気づくことです。
ここで初めて貯蓄のスタートラインに立てます。
貯蓄方法もしっかり決める
上記では定期預金を貯蓄の手段として選びましたが、この手段も自分で選ぶ必要があります。
ポイントとなるのは「ラクに」「分散する」こと。
例えば自動積立定期預金を選べば、給料日に自動的に定期預金口座に指定された金額が貯まります。
自分で引き出して資金を動かす必要がないため、ラクに貯蓄を進めることができます。
「最初からなかったものとして」やりくりできるようになるのが理想ですね。
さらに預金だけではなく、保険や資産運用にも分散させることが重要になります。
どんな金融商品にも固有のデメリットがあるため、分散すれば補うことができます。資産運用に慣れれば、運用益でお金を増やすことも可能でしょう。
貯蓄は長期の視点を持って計画的に
最新のデータによると、貯蓄0円の世帯は単身世帯で33.2%、二人以上世帯で22.0%でした。
生活口座にあるお金は金融資産に含まれませんが、銀行口座の貯蓄残高を考慮しても心許ない金額となりましたね。
何かとお金のかかる年度末。この時期、じっくりマネープランを立ててみてはいかがでしょうか。
効率的な貯蓄手段についてしっかり情報収集しながら見つけてみましょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「2021年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」
- 金融広報中央委員会「2021年 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
LIMO編集部