70代「貯蓄ゼロ世帯」18.6%。中央値は?
老後生活のもう一つの柱である貯蓄について、金融広報中央委員会が2021年2月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020)調査結果」より、70代の貯蓄分布を確認しましょう。
【70歳代以上・二人以上世帯】金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯含む)
平均で見れば1786万円とまとまった貯蓄がありますが、これは一部の富裕層の影響を受けています。
分布を見ると、貯蓄を2000万円以上保有している人は29.4%ですね。
より実態に近い中央値になると1000万円まで下がります。
分布で最も多いのは「3000万円以上」で19.0%ですが、次に多いのは「金融資産非保有」、つまり貯蓄ゼロ世帯で18.6%です。厳しい老後格差のようすが分かりますね。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)