「人生100年時代」といわれる現代。長生きは喜ばしいことですが、寿命が伸びるにつれ考えてしまうのがお金のことでしょう。

老後が伸びるということは、仕事による収入なしで生活する期間が伸びるということ。公益財団法人生命保険文化センターの調査によれば、老後資金を使い始める平均年齢は65.9歳です。人生100年となれば、老後は約35年間になりますね。

今は60歳以降も働き続ける人も多いですし、2022年4月からは年金を75歳まで繰下げられるようになります。

しかしSBIエステートファイナンス株式会社が持ち家がある50歳以上の男女200名を対象に行った「老後資金に対する不安」によると、老後に関する不安1位は健康面でした(2022年2月28日公表)。

仕事を続けるにしろ、年金を繰下げ受給をするにしろ、「いつまで健康でいられるか」との兼ね合いなところがありますよね。今回は老後スタートの70代に視点をあてて、貯蓄や年金などのお金について見ていきましょう。