「ふつうの世帯」が貯蓄を増やす方法は?
おなじ年収間でも貯蓄の格差がうまれていますね。もちろん家族構成なども大きな要因になっていますが、どんな方法で貯蓄をしているのかによっても変わってきます。
例えば、毎月2万円を20年間積立てした場合、利回りの違いによってどれくらい差が生まれてくるのかみてみましょう。メガバンクの普通預金が0.001%となりますので、貯金をした場合と、資産運用をして年5%の利回りで運用できた場合を比較してみます。(金融庁資産運用シミュレーションにて試算)
毎月2万円を20年間
- 想定利回り0.001%:480万478円
- 想定利回り5%:822万673円
期間をさらに伸ばすと金額の差はさらに大きくなってきます
毎月2万円を30年間
- 想定利回り0.001%:720万1077円
- 想定利回り5%:1664万5173円
資産運用には高いリターンが期待できる反面、元本保証がないなどのリスクもあります。メリット・デメリットを理解して始めるといいでしょう。つみたてNISAやiDeCoなど国が後押しをしている資産運用の制度もあります。まずは情報収集から始めてみましょう。「ふつうの世帯」もお金にはたらいてもらうことで、貯蓄を増やしていけるかもしれませんよ。
参考資料
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査(貯蓄・負債編)詳細結果表(2020年(令和2年))」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
グイン 安季子