サービス業、金融業…「第3次産業」の就業者は最大に
共働き世帯が増加した理由の一つとして、第三次産業の増加も考えられます。
第一次産業は農業や漁業など、第二次産業は工業や建設業など、第三次産業は第一次産業・第二次産業ともに当てはまらない商業や金融業、情報通信業、サービス業などのことを言います。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「図4 産業別就業者数(第一次~第三次産業、主要産業大分類)」より、第一次~第三次産業の推移を1951~2020年まで確認しましょう。
1951年に最も多いのは第一次産業でしたが、年々減少し2020年では最も少なくなっています。第二次産業は増えるもののほぼ横ばいとなる一方で、第三次産業は増加し続けています。
高度経済成長を経て第一次産業中心から第二次産業、第三次産業へと変化し、サービス業なども多様化したことで家計のためにパートで働く女性は増えているでしょう。