「平均給与」1989~2018年の推移は?

専業主婦になるか決める際、その判断基準の一つとしていわれるのが夫の年収です。厚生労働省の「令和2年版 厚生労働白書」の資料より、平均給与の推移を1989~2018年までみていきましょう。

出典:厚生労働省「図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)」

平均給与が最も高かったのは1994年の465.3万円。1989~2007年までは平均給与は450万円以上で推移しています。

450万円以下に下がったのは2008年、リーマンショックの起きた年です。直後の2009年は421.1万円へ。

それ以降、平均給与は400万円代前半で推移し、最も低いのは2014年で419.2万円。最新の国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば2020年は433万円です。

先ほどの専業主婦と共働き世帯の推移と比べると、必ずしも平均給与が連動しているとは言えないでしょう。ただし2008年からの平均給与を見ると、共働きの必要性は高まっていると言えるところも。「贅沢」と言われてしまう一因にもなっていそうです。