SBI証券と楽天証券は日本の金融機関の中でも1、2位を争う最大手のネット証券会社です。この春、非課税で投資を行える「つみたてNISA」を活用して資産運用を始める場合、SBI証券と楽天証券のどちらを選択したら良いのでしょうか。

今回は、特に投資初心者の方が確認しておきたい、SBI証券と楽天証券の取扱い商品や手数料の違いを解説します。自分はどちらの証券会社が向いているのか、見ていきましょう。

SBI証券と楽天証券の主な違いを4つの視点で比較!

SBI証券も楽天証券も、つみたてNISAでの投資が可能です。以下の4つのポイントから2社を比較してみましょう。

1.取扱い商品

2022年2月末現在、つみたてNISAの取扱商品数はSBI証券が178本、楽天証券が180本となっています。

両社ともつみたてNISAの商品数が充実しており、ラインナップに大きな違いはありません。取扱い商品の観点ではどちらを選んでも問題ないでしょう。

2.手数料

つみたてNISAの場合、投資信託の買付手数料や売却手数料はSBI証券、楽天証券ともに無料です。手数料の観点からは、両社に大きな違いはありません。

3.買付タイミング

つみたてNISAは事前に決めたタイミングで、自動的に買付を行うサービスです。

SBI証券は買付のタイミングを「毎日」「毎週」「毎月」から選択できます。一方、楽天証券は「毎日」か「毎月」のどちらかから選択することになっています。

ただし、長期投資において「毎日積立投資をした場合、毎週積立投資をした場合、毎月積立投資をした場合」で、リターンにそこまで大きな違いは出ないと考えられます。

日々の楽しみとしてコツコツ投資をしたい人は「毎日」「毎週」から選択し、取引履歴を少なくしたい人や投資タイミングに大きなこだわりがない人は「毎月」を選択すると良いでしょう。

4.ポイント制度

SBI証券では、取引状況に応じてTポイントが貯められます。た、三井住友カードを使ってクレジットカード決済にすると、SBI証券内で使えるVポイントが貯まります。しかし、TポイントやVポイントを使ってつみたてNISAの投資はできません

一方、楽天証券では楽天ポイントを貯めることができます。楽天ポイントで、つみたてNISAの投資を行うことも可能です。

つみたてNISAのポイント制度については、SBI証券よりも、楽天証券の方がポイント投資ができるという点でより充実していると言えます。