源泉徴収票が手元にない時の対処法
もし源泉徴収票をなくしてしまった時は会社に再発行を依頼しましょう。源泉徴収票の速やかな発行は所得税法で定められているので早めの依頼が肝心です。
再発行依頼は電話でその旨を伝えれば問題ありません。もし郵送希望の場合は返信用封筒と切手の用意を忘れずに。
なかには再発行依頼に応じてくれない会社もあります。その時は「源泉徴収票不交付の届出書」という書類を作成し税務署に提出することで、会社に指導が入り源泉徴収票の再発行を受けられます。
退職した会社が倒産した時は、破産管財人が付いていれば源泉徴収票を再発行してくれる場合もあります。もし会社の実態も残っていない場合、再発行は不可能なので税務署に相談して下さい。
意味さえ分かれば源泉徴収票の見方は簡単
各項目の意味が分かれば源泉徴収票の見方は難しくありません。
記載内容を細かくチェックし、万が一の記載漏れがないか見ておくとよいでしょう。
参考資料
- 国税庁「No.2668 年末調整の対象となる給与」
- 国税庁「No.1300 所得の区分のあらまし」
- 国税庁「令和3年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引 第2 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書)」
- 国税庁「No.1410 給与所得控除」
- 国税庁「No.2260 所得税の税率」
- 国税庁「No.2875 居住者と非居住者の区分」
- 国税庁「No.1140 生命保険料控除」
- 国税庁「No.1145 地震保険料控除」
- 国税庁「[手続名]源泉徴収票不交付の届出手続」
小見田 昌