肥料

肥料は休眠期の冬の間と、花が咲く前の5月頃に施します。庭に地植えしたものには油かすなどの有機肥料、鉢植えのものには緩効性化成肥料がおすすめです。

また青系や赤系の色合いに合わせた専用の肥料も市販されています。活用するとよいでしょう。

アジサイの剪定

翌年も花を咲かせるための剪定

花芽は新しく伸びた茎の先端に付くので、あまり短く切り戻さないことが剪定のコツ。

開花後に枯れた花がらを摘み取る作業と合わせて、7月~9月におこないます。翌年確実に開花させるために、先端から2~3節目の上でカットしましょう。

背丈を低くするための剪定

花を咲かせたいからと毎年軽めに剪定していると、背丈が高くなり過ぎてしまいます。花をあきらめてコンパクトにまとめる場合は、思い切って短く切り戻しましょう。

ただし、必ず新芽ができている場所でカットすることが大切です。芽が伸びて、場所が分かりやすくなる11月下旬ごろにおこなうのがおすすめです。

剪定した茎の利用方法

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アジサイは挿し木で簡単に増やせます。剪定した茎は捨てずに挿し木に利用しましょう。10~15センチほどの長さで切り口が斜めになるようにカットします。

葉は数枚残し大きな葉は水の蒸発を抑えるために半分程度に切っておきましょう。しばらく水挿しして十分水を吸わせてから、挿し木用の新鮮な土に挿します。

まとめにかえて

著者撮影

梅雨の長雨の中でも健気に咲く姿を見ていると、自然と心が晴れて明るい気持ちになります。日本の美しいアジサイは世界に誇れる植物。世界中に愛好家が増えているのも嬉しいことです。

剪定のコツを押さえれば、毎年キレイな花を咲かせてくれるアジサイ。育て方も簡単なので、ぜひ庭木として迎え入れてみませんか。