2016年から進む、パートの社会保険の適用拡大。2022年10月からは従業員101人以上の特定適用事業所で働き、一定要件を満たせばパートでも社会保険へ加入できます。

社会保険へ加入すれば現在の手取りが減りますが、将来の年金受給額は増えます。年金だけでは老後生活できないと言われる現代、今と老後のどちらを重視したら良いのか、悩ましいところですよね。

老後ひとりで月20万円年金を受給できれば安心ですが、女性はどれくらいの方が受給できるのでしょうか。今のシニア世代の受給額や、短時間労働者の厚生年金の加入人数をくわしく確認していきましょう。

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女性は厚生年金をみんないくら貰っているのか

まずは厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より今のシニア世代の女性の受給権者数を1万円レンジで確認します。

【全国女性】厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数のデータ

  • 1万円未満:2万8004人
  • 1万円以上~2万円未満:6884人
  • 2万円以上~3万円未満:6万1267人
  • 3万円以上~4万円未満:10万9541人
  • 4万円以上~5万円未満:9万4941人
  • 5万円以上~6万円未満:10万3206人
  • 6万円以上~7万円未満:23万8112人
  • 7万円以上~8万円未満:44万9205人
  • 8万円以上~9万円未満:69万2135人
  • 9万円以上~10万円未満:85万2017人
  • 10万円以上~11万円未満:76万8808人
  • 11万円以上~12万円未満:57万9740人
  • 12万円以上~13万円未満:40万7435人
  • 13万円以上~14万円未満:28万8035人
  • 14万円以上~15万円未満:20万8976人
  • 15万円以上~16万円未満:15万2367人
  • 16万円以上~17万円未満:10万9888人
  • 17万円以上~18万円未満:7万5929人
  • 18万円以上~19万円未満:5万1905人
  • 19万円以上~20万円未満:3万7458人
  • 20万円以上~21万円未満:2万4850人
  • 21万円以上~22万円未満:1万6796人
  • 22万円以上~23万円未満:1万976人
  • 23万円以上~24万円未満:6934人
  • 24万円以上~25万円未満:3951人
  • 25万円以上~26万円未満:2188人
  • 26万円以上~27万円未満:1098人
  • 27万円以上~28万円未満:516人
  • 28万円以上~29万円未満:208人
  • 29万円以上~30万円未満:144人
  • 30万円以上~:375人

女性の受給額のボリュームゾーンは9万円台と分かりました。

ちなみに女性の厚生年金の平均受給額は10万3159円です。

男性は16万4770円ですから、女性は約6万円低いことに。男性に比べて収入が低いこと、加入月数が少ないことが影響しているでしょう。

女性で月20万円を貰える人は何パーセント

では、女性で厚生年金を20万円貰える人はどれくらいでしょうか。

女性の全体の受給権者数は538万3889人です。15万円と25万円受給できる人もあわせてみていきます。

  • 15万円:15万2367人(2.8%)
  • 20万円:2万4850人(0.4%)
  • 25万円:2188人(0.02%)

女性で15・20・25万円貰えるひとは非常に少ないですね。

「15万円・20万円・25万円以上」もそれぞれ見ていきましょう。

  • 15万円以上:49万5583人(9.2%)
  • 20万円以上:6万8036人(1.26%)
  • 25万円以上:4529人(0.08%)

女性で月20万円以上貰えるのは1.26%という少なさでした。

厚生年金の短時間労働者数は?

では、短時間労働者で厚生年金に加入する人はどれくらいでしょうか。

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出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

短時間労働者数は令和2年度末時点で53万人で、前年度末に比べて6万人(12.3%)増加です。

男女別にみると男性は14万人(対前年度末比11万人、6.6%増)、女性は39万人(対前年度末比5万人、14.4%増)。年々増えており、今後も増えると考えられるでしょう。

ライフプランに合わせて加入の検討を

厚生年金が月20万円貰える女性は少ないと分かりました。とはいえ、将来の年金額は増やしたいところですよね。

厚生年金への加入が拡大しているものの、お子さんが小さいなどご家庭の状況によってはまだ加入したくないと考える方もいるでしょう。

ただ少し先の将来を考えれば、子どもは成長するものですし、段々と自分の時間も増えます。

今すぐは難しくても、老後の自分のために「子どもが入学したら」「高学年になったら」「中学生になったら」といったタイミングで加入を考えても良いかもしれませんね。

厚生年金への加入以外にも、老後に備える方法はあります。さまざまな情報収集をして、自分に合った方法を考えてみましょう。

参考資料

LIMO編集部