さいごに
映画史にたくさんの革新をもたらしてきたスピルバーグにとって、はじめての本格的ミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』。
彼はオリジナルに忠実ながらも、この作品の要となるミュージカル場面をさらに磨き上げました。同時に、いまのアメリカ社会が抱える社会的な問題や残虐性をも、ていねいに浮かび上がらせています。
トニーとマリアの恋物語を味わうもよし、社会派シネマとして観るもよし。そしてもちろん、ミュージカルとして楽しんでもよし。それぞれの楽しみ方で、『ウエスト・サイド・ストーリー』を堪能してみてください。
参考資料
- 20世紀スタジオ公式 「映画 ウエスト・サイド・ストーリー」
- 東宝ステラ 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』スペシャル・メイキングブック
LIMO編集部