還暦を迎える60歳が考えたい「老後のお金」

60歳のリアルな貯蓄事情をまとめてきました。

平均では3026万円を超えることから、一見「老後2000万円問題」をクリアする人は多いように思えます。

しかし内訳を確認すると、実は4世帯に1世帯が「100万円未満」という厳しい現実もわかりました。

同調査では、「銀行に預けておいて付いた利息だけで旅行資金を準備できた」「預金したら数年後には倍になっていた」という思い出も語られています。

しかし現代の日本では、低金利状態が続いています。銀行に預けるだけではかつてのようにお金が増えず、思うように貯蓄が進まないと感じる60歳も多いでしょう。

貯蓄は老後を支える大切な資源となります。「年金と退職金、さらに働き続けることによる収入」これらも満遍なく備えることができれば、第2の人生も豊かになると期待できます。

まずはねんきん定期便で、年金の目安額をしっかり把握しましょう。50歳以降のねんきん定期便には、ほぼ実態に近い数字が記載されています。

もし見込額が思ったより少なければ、長く働き続けて「繰り下げ受給」を選択することもできます。

もちろん、働き続けるためには何よりも健康が大事になります。貯蓄と並行して健康管理にも気をつけたいですね。

定年退職を迎えれば会社での健診が受けられなくなるため、自治体の健診などを利用することになります。

健康の管理とお金の管理。両方をしっかり備えることで、豊かなセカンドライフを手に入れたいですね。

参考資料

LIMO編集部