近年は働き方改革により、女性の産休・育休後の職場復帰がしやすくなったとお感じの方も多いのではないでしょうか。また、昔と比べて消費税が10%かかり、奥様が専業主婦では苦しいと感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、働く世代に焦点を当て、専業主婦と共働きの気になる貯蓄事情を検証をしていきます。
専業主婦、パート、正社員…育児中の女性の選択とは
現在は、男性も育休を取る家庭も増え、家事を手伝う男性も増えてきたのではないかと思います。
まずは厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」より、子どもを育てる女性の仕事事情を確認します。
2019年時点では、仕事をしている女性は72.4%、仕事をしていない専業主婦は27.6%です。
2004年から比べると働く女性は約15ポイント増えていることがわかります。
働く女性の中でも正規で働く方は26.2%、非正規は37.8%となっています。
2004年からの増加は正規で約9ポイント、非正規で約11ポイントです。
どちらも増えているものの、育児中の女性は非正規で働く方が多いと分かります。
では、専業主婦世帯と共働き世帯それぞれのお財布事情を見てみましょう。