『パラサイト 半地下の家族』の米アカデミー作品賞受賞(2019年)をきっかけに、韓国映像作品への注目度がアップしました。

最近では『イカゲーム』『地獄が呼んでいる』といったNetflixオリジナルのドラマなど、高い社会批判性やスリリングな恐怖を描いた作品を通じて、韓国の映像作品に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

今回は、韓国映画おすすめホラー&スリラー作品5選をご紹介します。

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韓国ホラー&スリル映画【1】新感染 ファイナル・エクスプレス

韓国公開:2016年・日本公開:2017年

  • 監督:ヨン・サンホ
  • 出演:コン・ユ、チョン・ユミ、マ・ドンソク他

『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、2016年の韓国国内興行収入ランキングトップを記録した、ゾンビホラー映画。

監督は、Netflixオリジナルドラマ『地獄が呼んでいる』で原案・監督をつとめた、まさに韓国ホラー作品の急先鋒ともいえるヨン・サンホです。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」の舞台は、ソウル発・釜山行きの高速鉄道。主人公のソグが、別居中の妻に会いに行くため幼い娘と乗り込んだ列車内が、まさに地獄と化します。

ソグが幼い娘とともに、ゾンビ・アポカリプスに巻き込まれるという、クローズドシチュエーションでのゾンビパニック。

極限状況下でのスリリングな人間ドラマ、そしてひたすらド派手なゾンビ描写で日本でも超話題となった作品です。

生々しい描写のホラー性だけではなく、親子の愛情ドラマとしての側面にも着目しながら観たい1本と言えるでしょう。

2021年公開の続編『新感染半島 ファイナル・ステージ』も要チェックです!

韓国ホラー&スリル映画【2】コクソン/哭声

韓国公開:2016年・日本公開:2017年

  • 監督:ナ・ホンジン
  • 出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ他

この世に信じられるものはなにもない。そう思わせる恐怖のホラー映画が、ナ・ホンジン監督による『哭声/コクソン』です。

作品の舞台は、猟奇的な殺人事件が多発する小さな村。住人たちは、そのころ村にあらわれた「謎の日本人」がどうも怪しいと噂を始めます。

この作品を語る上で欠かせないのが日本の名優、國村隼の存在でしょう。恐怖の象徴である「よそ者の男」という設定で、謎の日本人役を怪演。

國村隼の静かな演技が作り出す怪しげ佇まいは、作品全体を貫く「恐怖」の象徴となります。

國村はこの作品での怪演により、韓国映画界で最も権威があるとされる「青龍賞」で、外国人初の男優助演賞・人気スター賞をダブル受賞しました。

奇妙かつスリリングで、行先のわからない作品。鬼才ナ・ホンジンの世界観で溺れるような感覚を味わえます。

韓国ホラー&スリル映画【3】ディヴァイン・フューリー/使者

韓国公開:2019年・日本公開:2020年

  • 監督:キム・ジュファン
  • 出演:パク・ソジュン、アン・ソンギ、ウ・ドファン他

韓国はアジア圏では珍しく、キリスト教徒の割合が仏教徒よりも多いとされる国です。

『ディヴァイン・フューリー/使者』はホラー映画の王道ジャンルともいえる“エクソシストもの”。

しかし、普通のエクソシストものにならないのが、韓国映画の底知れなさともいえるでしょう。

主人公は、総合格闘技の世界チャンピオンという特異な出自。右手に神の力が宿ったことで、バチカンから派遣されたエクソシストの神父とともに己の肉体を駆使して悪魔に立ち向かうことになります。

ホラーと肉弾アクションエンターテインメントの融合。それが『ディヴァイン・フューリー/使者』です。

燃えるバディ映画としても楽しめる、韓国ホラーの最前線です。

韓国ホラー&スリル映画【4】グエムル―漢江の怪物―

韓国・日本公開:2006年

  • 監督:ポン・ジュノ
  • 出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル他

『パラサイト/半地下の家族』で世界に名を知られるようになったポン・ジュノ監督による、モンスターパニック映画です。

ソン・ガンホが主演をつとめる本作は、『パラサイト/半地下家族』と同じように社会風刺的な側面も持ちます。単なるモンスターへの恐怖感だけを描いたものではない、奥行きのある作品です。

日本の怪獣映画に慣れ親しんだポン・ジュノ監督による圧巻のモンスターパニック描写も必見です。

愛する娘をグエムル(怪物)に連れ去られた父親の悲痛な戦いが胸を打つ、ポン・ジュノならではの味わい深い映画となっています。

韓国ホラー&スリル映画【5】サバハ

韓国公開:2019年・日本:劇場未公開(Netflixにて配信)

  • 監督:チャン・ジェヒョン
  • 出演:イ・ジョンジェ、パク・ジョンミン、イ・ジェイン

今、動画配信サービスのNetflixでは、韓国オリジナルコンテンツが世界的に熱い人気を博しています。デスゲームを通じて社会格差を描いたドラマ『イカゲーム』はまさに社会現象と呼べるほどの話題に。

そんなNetflixオリジナルというブランドをもつ韓国ホラー映画が『サバハ』。

本作は、新興宗教の闇を暴くことを専門にしている不良牧師が、やがて深い闇のあるカルト宗教の謎に足を踏み入れる宗教スリラーです。

オカルトホラーの側面を持つ本作は、サスペンスのスリリングさとホラーの恐怖が同居。特に点と点が線で繋がって謎が一気に明かされるシーンは圧巻の一言です。

主演を『イカゲーム』で主人公を演じたイ・ジョンジェが務めるなど、今話題になっているからこそ見たい、Netflixオリジナルの韓国ホラー映画です。

さいごに

今回は、ゾンビものからオカルトもの。さらにはモンスターパニックやエクソシストものなど、幅広い韓国ホラー映画を紹介しました。

多様な魅力と奥深さを兼ね備えた韓国映画は、今や世界のエンターテインメントの最前線で、その存在感を着々と固めているといえるでしょう。

恐ろしくも観ごたえ満点の韓国ホラー映画を、楽しんでください。

参考資料

LIMO編集部