2020年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した『パラサイト 半地下の家族』をきっかけに、韓国映画をよく観るようになった方も多いでしょう。

今回は、思わず涙が溢れる、感動的な韓国映画を厳選して3つ、ご紹介していきます。演じ手たちの繊細な演技が織りなす「感涙ストーリー」を、ハンカチ片手にじっくりと味わってください。

【こちらもおすすめ】【ガーデニング】植えるとオシャレな庭になる!可憐な花がカワイイ植物おすすめ10選

感動の韓国映画①「ビューティー・インサイド」

公開:韓国2015年・日本2016年

  • 監督:ペク
  • 主演:ハン・ヒョジュ、パク・ソジュン、上野樹里 ほか

「ビューティー・インサイド」あらすじ

ウジンは、眠りから目覚めると外見が変わってしまうという、不思議な体質の持ち主。男性、女性、子供、外国人…次はどんな姿になっているのか、自分でも分かりません。

ある日、ウジンは家具店で働く女性・イスに一目惚れし、勇気を出して告白します。ウジンの体質を知ったイスは、それでも彼を受け止めてくれるのでしょうか。

主人公のウジンを演じるのは、なんと123人の俳優たち。老若男女、さまざまなウジンを日替わりで演じています。日本の女優、上野樹里もウジンの1人として登場します。

また、日本のCMにも出演した大人気俳優パク・ソジュンなど、数々の有名俳優が出演。わずかな時間ですが、それぞれに個性豊かなウジンを見せてくれます。

やっと見慣れてきたと思ったら、次の日には全く違う人としてイスの前に現れるウジン。

毎日変わる自分を苦しみながらも受け入れようとするウジンと、そんな彼を理解しようと奮闘するイスの気持ちが切なく、胸を打たれます。

イスを演じるハン・ヒョジュは、数々の映画やドラマに出演する人気女優。穏やかなで優しい雰囲気が、愛らしいたたずまいが魅力的です。ウジンへの思いに、もがき苦しみ、悲しむ姿を好演します。

本当の幸せとは何なのか。人を愛するとは、どんなことなのか。そんなことを改めて考えさせられる作品です。