今からはじめたい老後の備え
一昔前までは、年金があれば老後の生活費は困らないイメージでした。しかし今みてきたように、老後ひとりになると困る可能性は特に女性であれば高くなります。だからこそ、早いうちから老後には備えたほうがいいでしょう。
節約や貯金をするのも一つですが、将来の年金額を増やすのは考えたいところ。
パートの社会保険の適用拡大が進んでおり、2022年10月からは従業員101人以上の特定適用事業所で働き、一定要件を満たせば厚生年金へ加入できるようになります。厚生年金の加入期間や収入を増やすことも考えてみましょう。
また、個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用して、自分で年金を作ることもできます。
どのような方法で備えるのが最適かは、個人によって異なります。ご自身に合ったものを選んで考えてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
- 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)
- 日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
LIMO編集部