物価の上昇や増税がつづけば年金生活はより厳しいものに
冒頭お話したとおり、コカ・コーラでは一部商品の値上げを発表しています。
モノの値段があがることを物価上昇といい、輸入品に頼ることが多い日本では世界的な影響をうけ物価が急騰する事は避けられません。
今回おきている各所の物価上昇は新型コロナの影響を大きく受けているといえますが、今後も何が引き金となり私たちの年金生活を左右するかは未知数です。
また、消費税の増税も段階的に行なわれており、直近では2019年10月に8%から10%に引き上げられています。
仮に、いま月25万円で生活している人の場合で考えてみましょう。
物価の上昇と増税をあわせて生活費がいまより10%かかるようになれば、月2.5万円の生活費増。いまより20%かかるようになれば、月5万円の生活費増です。
私たちが年金生活を送る頃にもいまと同じ物の値段で生活ができると想定していると足元をすくわれてしまうかもしれません。
想定できるリスクに対しては事前にリスクヘッジをして、安心して年金生活をおくれるようにしておきたいですね。
参考資料
尾崎 絵実
執筆者
短期大学卒業後、富国生命に入社。その後、大手保険代理店を経て、ファイナンシャルアドバイザー業務に従事。これまでに約1000以上の世帯からお金のご相談を受け、ファイナンシャル・プラニングを実施。常に最新の情報を把握するように努め、保険だけではなく、様々な金融商品を活用した総合的な資産運用を目指す。2020年 MDRT 日本会会員。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
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最終更新日:2024年11月11日