財務省が2022年2月17日に公表した国民負担率(租税負担率と社会保障負担率を合計)は2021年度(実績見込み)で48.0%となり、過去最大の見込みと各種メディアで報じられています。
2022年度(見通し)は46.5%と推計されており、その要因として国民所得が増える等と報じられていますが、期待できるのか不安に思う方も多いでしょう。
国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば日本の平均年収は433万円で、ここ10年間は400万円台前半で推移しています。
ただ、年収は年齢や職種、業種などによっても大きく異なるもの。40代後半(男性)になると平均年収は600万円を超えます。
今回は40代に視点をあてて、平均年収で600万円を達成できる職種や、手取り・貯蓄などについても確認していきましょう。
40代後半・男性の平均年収は「621万円」
先ほどの国税庁の調査より、年齢別の平均給与を確認しましょう。
日本の平均年収は400万円台ですが、「45~49歳(男性)」をみると621万円。それ以降、「50~54歳」で656万円。男性で最も平均年収が高いのは「54~59歳」で668万円です。
同調査によれば、日本で年収600万円台は6.5%。男性に絞ると年収600万円台は9.2%です。
とはいえ、年収は職種や業種によっても異なるもの。40代男性で平均年収600万円が達成できる職種にはどのようなものがあるのでしょうか。