漠然と老後が不安、という人は少なくありません。ただ人生100年時代の現代においては、65歳から老後スタートとすると35年間。実に人生のおよそ3分の1が老後なのです。

35年間もの老後生活を支えてくれる柱は「年金」です。「いくら貰えるかわからないけど、なんとか生活できるのでは」というのは少し前の時代のこと。現代では年金のみでは生活できないと言われています。

思うように働けない老後だからこそ、生活の基盤である「年金」についてはしっかり知っておきたいですよね。

今回は、会社員や公務員の方などが国民年金に上乗せして受給する「厚生年金」にクローズアップ。

2021年12月に発表された厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、今のシニア世代が受給する年金額をくわしく確認していきます。

老後、厚生年金をひと月「15万円・20万円・25万円」貰える人の割合も見ていきましょう。

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まずは全体の受給者をチェック

まずは全体の受給者をわかりやすく図で確認しましょう。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

男女でボリュームゾーンが異なるので、それぞれ確認する必要がありますね。

では、男女に分けてみんな厚生年金をどれくらい受給しているかくわしく紐解いていきます。