人気の職業トップ3の平均年収はいくらか
職業はやりがいや適性のほかに、お金にまつわる部分も大切になります。
国税庁の「令和2年分民間給与実態調査統計」によると、日本の給与所得者の平均年収は約433万円(男性532万円・女性293万円)です。
では、人気の職業トップ3の平均年収はいくらでしょうか。厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」を参考に、勤務先の企業規模別の平均年収と平均年齢(平均勤続年数)をご紹介します。
1位:教師
教師は「小学校・中学校」の教員を参考にします。
- 10人以上:714.0万円/42.4歳(12.7年)
- 1000人以上:787.5万円/41.9歳(11.3年)
- 100-999人:678.1万円/42.5歳(13.6年)
- 10-99人:660.0万円/43.2歳(13.3年)
2位:保育士
- 10人以上:374.5万円/37.6歳(7.7年)
- 1000人以上:379.9万円/36.4歳(6.3年)
- 100-999人:377.6万円/36.6歳(6.7年)
- 10-99人:371.6万円/38.4歳(8.6年)
3位:看護師
- 10人以上:491.8万円/41.2歳(8.9年)
- 1000人以上:521.6万円/37.3歳(9.2年)
- 100-999人:479.8万円/42.6歳(8.8年)
- 10-99人:456.1万円/46.6歳(8.5年)
※「年収=「きまって支給する現金給与額」×12+年間賞与その他特別給与額」で計算
1位の「教師」3位の「看護師」は全体の平均年収を上回る結果となりました。特に教師は平均年収が200万円以上上回っています。
2位の「保育士」は全体平均より下回るものの、女性の平均年収294万円は上回る結果となりました。
自分に合った仕事を見つけよう
人気の職業ランキングと平均年収を見てきましたが、職業選択はやりがいを感じるか、適性があるか、長く続けていけるかといった点も重要です。ランキングや周囲の意見を参考にしつつも、ご自身に合った、納得のできる選択ができるといいでしょう。
参考資料
- PRTIMES「キャリアガーデン人気職業ランキング2021年 - 検索数TOP100を発表」
- 内閣府「子育て支援事業者の方向け情報」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
宮野 茉莉子