いくら貯めたらいいの?
では、貯蓄のゴールはいったいいくらなのでしょうか。
一般的に、「教育・住宅・老後」の資金を「人生の3大資金」と呼ばれています。
教育資金や住宅資金は予算や相場によるため、計画が立てやすいものの、老後資金についてモヤッとしている人が多いことと思います。
また、使う時期が早くやってくる資金から貯めるのは当然のため、教育資金や住宅資金の目処がついてから老後資金を考えようという人が多いのが現実です。
しかし、老後資金は教育資金や住宅資金とは違って、「老後資金目的」のために銀行からお金を借りることはできません。
そのため、老後資金はなるべく早い時期から教育資金や住宅資金とは別で、こつこつ準備する必要がある資金だといえるでしょう。
金融審議会「市場ワーキング・グループ」によると、一般的な夫婦の場合、老後資金の目標金額は2000万円と言われています。
ただし、実際はどんな老後生活を迎えたいかによって準備する資金額は人それぞれです。
例えば、介護は家族にお願いするのか施設に入るのか、老後もできるだけ長く働くのか定年退職するのか、年金はいつからもらうのか、生活水準は上げるのか下げるのか、など。
老後資金を計算する上で考えることはたくさんあります。
まずは、貯蓄のゴールを明確にするためにも、どんなセカンドライフを迎えたいか想像してみることをおすすめします。