厚生年金だけで月平均30万円以上の年金収入！そんな羨ましい人は日本にどれ程いるのか（人数と％）厚生労働省「令和２年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」大解剖シリーズ

男性で厚生年金を月平均30万円もらっている人数とそのパーセンテージ

では、男性に限った場合にどのような数値となるでしょうか。

まずは、男性で厚生年金を30万円もらっている人の数からみていきましょう。

あらためて、厚生年金保険（以下、厚生年金）の男性の年金月額階級別の老齢年金受給者数は以下の通りとなっています。

ここでは、1万円レンジごとに受給者数を見ていきましょう。

全体の傾向からみると、男性の厚生年金の月額平均のボリュームゾーンは、月平均で17万円から18万円となっています。

男性の平均が16万4742円であるのと比べるとやや高めの受給水準がボリュームゾーンとなっています。

先ほどの資料のデータに基づくと、厚生年金を月平均で30万円もらっている男性の人数は、全国に1万6346人います。

では、男性で厚生年金を月平均30万円もらっている人は全体の何パーセントなのでしょうか。

先ほどのデータをもとに見ていくと、厚生年金を毎月平均で30万円を受給できる人の比率が出ます。早速計算してみていきましょう。

国内の男性の厚生年金受給者数は1071万6244人います。

したがって、全体で見ると以下のような計算となります。

1万6346人÷1071万6244人＝0.152％

ということで全体の約0.2％いることになります。

こうしてみると、男性で厚生年金を月平均で30万円以上の人はかなり少ないということがわかりますが、それでも人数にすると結構な人数がいるという印象の方もいるでしょう。