本当の貯蓄額と女性の有業率

「平均貯蓄額」から「負債額」を差し引いた「純貯蓄額」をみていきましょう。この金額が「本当の貯蓄額」と言えるかもしれません。

  • 年収500万~550万円世帯:186万円(869万円-683万円)
  • 年収550万~600万円世帯:172万円(1030万円-858万円)

どちらも100万円台となりました。この結果を見る限り、「年収が多いほど貯蓄が増える」とは言い切れません。

平均年齢が40代後半という結果からわかるように、教育費や住宅ローンの返済で、思うように貯蓄が進まないことも考えられますね。

また、「女性の有業率」にスポットをあててみると、500~550万円世帯は50.8%、550~600万円世帯は55.6%と、約半数が「共働き世帯」であることがわかりました。単身ではなく、2人で働くことで収入を維持している世帯も多いということでしょう。