多年草のクリスマスローズはとても丈夫な植物。

どんどん根を張って大きくなりますが、そのままにしておくと根が固まり、生育の妨げになるかもしれません。株をリフレッシュするためには植え替えが効果的です。

今回はクリスマスローズの植え替えについて、適切な植え替え時期や地植えと鉢植え別の植え替え方法も紹介します。

植え替えの時期は?

地植え

庭に地植えしたクリスマスローズは、最初の数年はほとんど植え替えの必要がないでしょう。

ただ根を広げるスペースが広いので、旺盛に生育した結果、いずれ地中で根がからまり周りの土も硬くなってしまう可能性があります。

根が混みあうと蒸れを起こしやすくなり、中央部分の生育が悪くなったりして花姿が乱れます。以前に咲いていたときより花数が少なくなったり、葉に元気がなくなったりしたらそろそろ植え替えのサインです。

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クリスマスローズは時期を逃さずに植え替えることが大切です。クリスマスローズの生育時期は10月~3月なので、植え替えもこの時期に合わせておこないます。できれば花が咲く前の10月~12月が適期です。

鉢植え

鉢植えにしたクリスマスローズは地植えよりひんぱんに植え替えが必要です。特に寄せ植えの場合は、他の植物の生育を妨げてしまうこともあるので、毎年植え替えたほうがよいでしょう。

植え替えのサインは、鉢底から根が伸び出ている、水やりすると鉢底から水が染み出るまで時間がかかるときなどです。鉢の中で根詰まりを起こしているので、そのままにしておくと株が弱ります。

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また花や葉が以前より小さくなったり、黄色く枯れ始めたりしたら根腐れを起こしているかもしれません。早めに植え替えましょう。

鉢植えのクリスマスローズを植え替える場合は、地植えと同じように10月~12月が適期です。旺盛に生育して鉢が窮屈そうになっていたら、花後の処理を終えた5月頃に植え替えすることも可能です。