「年金が少ない」と感じたときは早めの準備を

厚生年金と国民年金の受給額事情について見ていきました。国民年金は個人差があまりありませんが、厚生年金は個人差が大きいです。

これは、厚生年金の決まり方に要因があります。厚生年金は現役時代の収入や加入期間をもとに受給額が決定されるため、個々の働き方が大きく影響するのです。

加えて、老後にいくらの生活費が必要になるのかも、個人ごと、世帯ごとに異なります。今回の資料をもとに、老後のお金の準備を始めていただければ幸いです。

また、今回の資料の注意点としては、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることには留意ください。

参考資料

太田 彩子