新型コロナウイルスの感染が拡大し、おうち時間が増えた方も多いのではないでしょうか。時間に余裕ができた方が考えたいのが、普段じっくり考える機会が少ないお金についてです。

50代になると仕事のリタイアまで10年余りとなり、本格的に老後の生活が気になる年齢となりますね。あと10~20年でどのくらい資産を増やすことができるかで、老後の生活の経済的な豊かさが大きく変わってきます。

今回はこれまで資産運用を行ってこなかった50代の方でも、iDeCoと積立NISAを活用しながら投資を行う方法をご紹介します。50代からでも決して遅くはありません。ポイントをおさえて、今からできる資産運用を考えてみましょう。

50歳でも「iDeCo」はあと10年活用できる

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は毎月掛け金を拠出して、お金を運用しながら老後資金に蓄える制度です。運用で得た利益は非課税となり、さらに毎月の掛け金は所得控除になるというお得な仕組みとなっています。

iDeCoに加入し、掛け金を拠出して運用できるのは60歳までです。50代の方でも、まだ10年近く活用することができるでしょう。

「もう50歳だし、遅いのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、投資期間が10年あれば、インデックス投資等を行ってお金を増やせる可能性もあります。さらに、これからの10年近く掛け金が全て所得控除となるので、大きな節税効果にもつながります。

※なお、iDeCoで運用したお金は、60歳になるまで引き出せません。60歳までにまとまったお金が必要になる場合は、別で貯蓄をしておく必要があります。