季節の巡りも早いもので、2017年ももう2月中旬です。この時期になると大学入試のシーズンです。特に私立大学ではその佳境にあります。

進学先を決めることはその後の人生の行く末を決める全てではありません。しかし大事な選択なことには間違いありません。どのような仲間に囲まれるのかというのはその後の進路に大きな影響を与えるからです。進学先の校風が人間形成に少なからぬ影響があるからでしょう。

慶應 vs. 早稲田。OB・OGに見る違い

校風というとよく話題になるのが慶應義塾大学と早稲田大学の違いです。

「OB・OGが大変強力な組織を作っている慶應。OB・OGにあまりまとまりのない早稲田」というのが世間の一般評ですが、皆さんはどうお感じでしょうか。

確かに慶應の校友会である「三田会」は、世界各地あらゆる業種で活発に活動していると言われます。一方、早稲田の校友会であえる「稲門会」はあまり知名度は高くないようです。

投信1編集部には関東及び関西の国立・私立大学の出身者がいます。編集部で議論して出てきた内容を整理すると、どの会社でも慶應のOB・OGはリストがしっかりしていて、どこで誰がどのような活躍をしているのか常時把握できる体制であったというのが良く聞かれる意見でした。一方、早稲田はそのようなことには無頓着だったのではという意見もありました。

三田会 vs. 稲門会。集金力の違い

先日、慶應・早稲田のいずれの出身でもない大学教授による慶應と早稲田大学出身者の特徴についての観察結果についておうかがいすることがありました。

  • 慶應のOB・OGはみな気前よくおカネを出す。しかし口も手も出さない。
  • 早稲田のOB・OGは納得しないとおカネを出さない。お金を出すと口も出してくる。