では女性で「20万円超」の割合は?
次は女性の厚生年金受給額を深堀りしましょう。
〈女性〉
- ~5万円未満:30万637人
- 5万円~10万円未満:233万4675人
- 10万円~15万円未満:225万2994人
- 15万円~20万円未満:42万7547人
- 20万円~25万円未満:6万3507人
- 25万円~30万円未満:4154人
- 30万円以上:375人
ボリュームゾーンは「5万円~10万円未満」。平均と同じく顕著な差が見られます。月額20万円以上の割合も、女性は約1.3%という結果になりました。
もちろん性別で年金額が決まるわけでなく、働き方が影響していると言えるでしょう。厚生年金は、収入に応じた保険料を納めます。納めた保険料や加入期間によって年金額が決まるため、個人差が出やすいのが特徴です。
女性の年金額が少ないのは、「加入期間が短い(結婚や出産で退職した)」「賃金が少ない(女性の場合、事務職など限られた職業にしかつけなかった)」などの可能性が考えられますね。