「貯蓄ゼロ」からではハードルが高い場合
貯蓄が0円の世帯の場合、目標額まではハードルが高いことが考えられます。今軌道修正できることを前向きに捉え、まずは目標額を「同世代での中央値」に引き下げてみてはいかがでしょうか。
平均値でなく中央値とする理由は、平均値が一部の富裕層に引っ張られる傾向にあるためです。それに対して中央値は「順番に並べたときに真ん中に来る数値」を表すので、実態に近いと言えます。
子どもの人数やライフステージによって必要な額は異なりますが、「貯蓄0円」の方は第一歩として、同世代の中央値を優先目標にしてみるのもいいでしょう。
年代別の貯蓄中央値
同資料から、年代別の金融資産保有額の中央値を抜き出してみます。
世帯主の年齢:単身世帯/二人以上世帯
- 20歳代:8万円/135万円
- 30歳代:70万円/400万円
- 40歳代:40万円/520万円
- 50歳代:30万円/800万円
- 60歳代:300万円/875万円
単身世帯の方は、全体的に貯蓄が少ない傾向にありますね。
まずは同世代の中央値を目標にするところから始めてみましょう。ある程度の資金が貯まれば、今度は資産運用等でお金を増やす選択肢も増えてきます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)