「貯蓄ゼロ」からではハードルが高い場合
貯蓄が0円の世帯の場合、目標額まではハードルが高いことが考えられます。今軌道修正できることを前向きに捉え、まずは目標額を「同世代での中央値」に引き下げてみてはいかがでしょうか。
平均値でなく中央値とする理由は、平均値が一部の富裕層に引っ張られる傾向にあるためです。それに対して中央値は「順番に並べたときに真ん中に来る数値」を表すので、実態に近いと言えます。
子どもの人数やライフステージによって必要な額は異なりますが、「貯蓄0円」の方は第一歩として、同世代の中央値を優先目標にしてみるのもいいでしょう。
年代別の貯蓄中央値
同資料から、年代別の金融資産保有額の中央値を抜き出してみます。
世帯主の年齢:単身世帯/二人以上世帯
- 20歳代:8万円/135万円
- 30歳代:70万円/400万円
- 40歳代:40万円/520万円
- 50歳代:30万円/800万円
- 60歳代:300万円/875万円
単身世帯の方は、全体的に貯蓄が少ない傾向にありますね。
まずは同世代の中央値を目標にするところから始めてみましょう。ある程度の資金が貯まれば、今度は資産運用等でお金を増やす選択肢も増えてきます。