コメ兵の業績推移、インバウンド需要消滅が痛手となるも2022年3月期に完全復活の予想
過去5期のコメ兵HDの業績推移及び今期の業績予想は下記となります。
- 2017年3月期 売上高401億円、経常利益8.2億円、当期純利益3.6億円
- 2018年3月期 売上高455億円、経常利益16億円、当期純利益11億円
- 2019年3月期 売上高510億円、経常利益18億円、当期純利益10億円
- 2020年3月期 売上高575億円、経常利益0.1億円、当期純利益▲2.3億円
- 2021年3月期 売上高507億円、経常利益4.3億円、当期純利益▲6.0億円
- 2022年3月期(予想、修正後) 売上高632億円、経常利益21億円、当期純利益15億円
コメ兵の業績は、訪日外国人向けの中古ブランド品販売が堅調に推移した2018年3月期から2019年3月期にピークを迎えます。しかし新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でインバウンド需要の消滅が同社を直撃。その結果、経常利益ベースで2020年3月期は収支均衡、2021年3月期は黒字を維持もインバウンド需要活況前の2017年3月期の約1/2の水準に留まりました。
しかし2022年3月期はインバウンド需要のあった2019年3月期の業績を上回る予想です。高齢者による生前整理や、コロナ禍で在宅時間が増え不必要なモノの整理などで中古ブランド品の買取需要が増える中で、新規出店効果もあり同社の業績は急拡大が見込まれています。