昨年12月のクリスマス商戦は、4℃のアクセサリーの販売は苦戦の一方で、中古ブランド品販売のコメ兵は健闘しました。今期に入り中古ブランド品の買取販売の老舗であるコメ兵は、コロナ禍によるインバウンド需要消滅で落ち込んだ業績が急回復しています。中期経営計画の1期前倒しという早いペースで増益を続けるコメ兵の今後の行方が注目されます。

対前年同月比で増収を続けるコメ兵HD

ブランド品の中古買取及び販売店を全国展開するコメ兵(コメ兵HD:2780)が、対前年同月比で毎月増収を続けています。四半期ベースの前年比較では第1四半期181.6%、第2四半期146.3%、第3四半期139.9%であり、直近でも約4割の増収が継続中です。

同社は2021年3月期に新規14店舗を出店しました。また今期(2022年3月期)も上期に新規14店舗を出店しており、個人の買取ニーズの高まりと新規出店の相乗効果で業績を急拡大させています。