夏型の多肉植物の育て方

20~30度が生長適温の夏型。夏にすくすくと成長し、春秋は生育が遅くなり、冬は休眠状態となります。

春や秋は土が乾いてから数日後に水やりをします。夏型は乾燥に強い性質も多く、頻繁に水をあげる必要はありません。夏は週1~2回程度を目安で、涼しいうちに水やりをするとよいでしょう。

冬は休眠状態に入るため、水やりを減らし断水気味に育てます。植え替えをおこなう場合、生育期の4~8月頃が適期です。

他の生育型でもそうですが、多くの多肉植物は日光を好みます。夏型の場合、基本的には一年中、日当たりのよい場所で育てます。戸外の日の当たる場所が生育に適した場所になります。

ただし夏場の直射日光を当てると葉焼けをする可能性があるので、日差しの強い日は半日影などに置くようにしましょう。

夏型の代表的な種類

  • ユーフォルビア属
  • アガベ属
  • パキフィツム属
  • カランコエ属
  • クラッスラ属の一部、など

ユーフォルビア属(mokjc/Shutterstock.com)

サボテンに似た、縦に長く伸びる姿がクールなユーフォルビア属。多肉植物の中でも特にユニークな品種が多く、いくつか並べて飾るとおしゃれな雰囲気になります。

アガベ属(Taweesak Sriwannawit/Shutterstock.com)

夏型で人気のアガベ属。アメリカ南部やメキシコで自生しているため、気温が高く乾燥した場所でもよく育つ品種です。鋭いトゲがあるハードな見ための品種もあります。

カランコエ属(Katya_h/Shutterstock.com)

種類が多いカランコエ属。葉の種類もさまざまで、フワフワの白い毛が生えた葉や肉厚のギザギザの葉、紅葉する種類もあります。花が咲く品種がポピュラーです。