冬型の多肉植物の育て方
5~20度が生育適温の冬型は、冬に生育が活発になります。春夏は成長がゆっくりとしたスピードになり、夏には休眠します。
寒さには基本的に強いのですが、霜が降りるほど寒い日は葉が凍ってしまう可能性があります。気温が氷点下を下回る場合は室内で管理しましょう。基本的には、一年中半日陰の風通しのよい場所で育てます。
11~4月は土が乾いたら水やりをし、それ以外は水やりを控えて乾燥気味に育てます。植え替えをおこなう場合、休眠から目覚める9~11月頃が適期です。
冬型の代表的な種類
- アエオニウム属
- コノフィツム属
- リトープス属
- セネシオ属の一部
- クラッスラ属の一部、など
茎の先の葉が、まるで花のように見えるアエオニウム属。色が独特で真っ黒に見えるような種類もあります。
コノフィツム属も独特な形が魅力的です。植物でありながら、1年に1回脱皮をするのが最大の特徴です。脱皮をすることで徐々に大きくなっていくので、観察するのが楽しくなりますよ。
リトープス属も脱皮しながら成長していく多肉植物。まるで石に擬態したかのような小さな形ですが、色も美しく、生きた宝石とも呼ばれています。
まとめにかえて
今回は多肉植物を育てるポイントを紹介しました。
多肉植物には生長型があり、季節によって生長の仕方が異なります。この生長型をあらかじめ把握しておかないと、間違った方法でお世話をすることになります。枯らしてしまう原因にもなりかねないので注意しましょう。
特に冬場は、水分の多い多肉植物の葉が寒さで痛む場合があります。天気に応じたお世話を心がけて、多肉植物を楽しみましょう。
LIMO編集部