事業の動向はどうであったのか
以下、今回の決算における経営状況のポイントとなります。
ポイント
- 既存店客数が全般的に減少
- リフォーム・住関連サービス需要は旺盛
- 店舗数の純増は4店舗
以下、決算短信「1.当四半期決算に関する定性的情報」より引用
DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品といった当社の核カテゴリーは底堅く推移いたしました。その中でも、住まいの環境改善ニーズは、依然として高く推移しており、リフォーム・住関連サービス需要は堅調に推移いたしました。
出店につきましては、コメリパワー(以下、パワー)を4店舗、コメリハード&グリーン(以下、ハード&グリーン)を6店舗、コメリPRO(以下、PRO)を2店舗それぞれ開店いたしました。また、業態転換・移転増床等にともないハード&グリーンを7店舗、アテーナを1店舗それぞれ閉店いたしました。これらにより、当第3四半期末の店舗数は、パワー80店舗、ハード&グリーン1,117店舗、PRO 8店舗、アテーナ7店舗、合計で1,212店舗となりました。
次に、商品別売上高の状況を見てみましょう。
リフォーム資材・エクステリア用品、燃料他は伸びています。
一方、工具・金物・作業用品、日用品・ペット用品、家電・レジャー用品の落ち込みが重しとなり、全体の売上にも響いています。
次に、業態別売上高を見てみましょう。
既存店売上はPW、H&Gでマイナス、PROでプラスとなり、会社全体ではマイナスです。
客単価は全業態で全店・既存店ともにプラスとなっていますが、客数は既存店で全てマイナス、全店でもPRO以外マイナスとなっています。
会社全体での既存店客数は7.6%の減少となっており、客足が大きく遠のいている状況です。