コロナ禍2年目の年末年始は、久しぶりに旅行や帰省ができたという人も多かったのではないでしょうか。ところが、ほっとしたのは束の間で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
長引くコロナ禍で、当初は面倒だと感じたマスク生活や新しい生活様式にもすっかり慣れつつある中、カーディフ生命保険株式会社が、全国の20~59歳の男女2149人を対象に「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査(2021年12月21日公表)」を実施しました。
「コロナ前・コロナ禍1年目・2年目」でお金への価値観がどう変化したのでしょうか。同調査をもとにコロナ禍で新たにはじめた自己投資や住宅購入後にした後悔などを見ながら、できる対策を考えましょう。
不安の1位はやはり「老後のお金」
まずは同調査より20~50代の方が抱える不安をみると、3年連続で最大の不安は「老後資金」でした。3年連続で8割以上の方が老後資金に不安を抱えており、コロナ禍に関係なく将来への不安が強いことが窺えます。それ以外の結果も確認しましょう。
上記を見ると、3位「病気・ケガなどで働けなくなる」(73.5%)、5位「自分や家族が新型コロナに感染する」(70.4%)といった、新型コロナに関する不安も依然としてあります。ただ、調査時期である昨年10月より感染者が増加している現在では、もしかしたら不安は増大しているかもしれません。
さらに、20代と30代では「失業・リストラ」の不安が昨年より上昇しています。20代では62%(昨年比5.3pt増)、30代では59%(同3.3pt増)という結果でした。
新型コロナウイルスの影響で、観光や運輸、外食関連などの業界が軒並み打撃を受けています。ここ最近では新型コロナウイルスのパンデミックを契機とした影響による半導体の不足などにより、自動車の減産が各種メディアで報じられています。
そのような背景もあり、失業やリストラ、またボーナス削減など収入の減少に不安を感じる方もいるでしょう。