コロナ禍で新たにお金をかけるようになったもの1位「資産運用」

同調査によると、コロナ禍で新たに自己投資※1をはじめた人は全体の24%と約4人に1人です。世代別では「20代29%、30代27%、40代21%、50代19%」。若い世代の方が積極的に将来に繋がる行動をしているのが分かりますね。

新たな投資内容も確認しましょう。

最も回答が多かったのは「資産運用」46.5%で、次いで「資格取得」27.7%、「保険の見直し※2」23.2%と続きました。実際に自己投資した金額は「資産運用」218万円(中央値50万円)、「保険の見直し」33万円(同2万円)、「資格取得」27万円(同3万円)などです。

出典:カーディフ生命保険株式会社「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査(2021年12月21日公表)」

世代別で投資内容をみると、20代は「資格取得」が最多で40%。30代・40代・50代は「資産運用」がそれぞれ56%、55%、42%と最も高い結果でした。20代は資格を取得して仕事に繋げやすい年代ですね。

資産運用でいま話題なのは「つみたてNISA」です。

金融庁の「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(21年9月末時点)」によると、21年9月末時点のつみたてNISAの口座数は約473万口座(前四半期末比13.2%増)、買付額(※18~21年の利用枠で買付があった金額の合計)は約1兆2913億円(同20.3%増)でした。口座数・買付額ともに、2ケタ以上の伸び率だと分かります。

つみたてNISAの口座数は全世代で伸びる中、特に20~30代といった若年層の高い伸びが目立っています。先行きが予想しづらい世代とはいえ、見習いたいほどの堅実さが垣間見える結果といえそうですね。

※1:本調査での「自己投資」は、資格取得、語学習得、ビジネススキル習得、起業・副業に関するスキル習得、専門書等による独学、資産運用(投資信託、株式購入、NISA、iDeCoなど)、保険の見直しなどのこと。

※2:加入している保険を見直すことで、保障を追加したり、新たな保険に加入することをいいます。