2001年~2020年までの男女間賃金格差をチェック

ではもう少し詳しく、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」より、2001(平成13)年から2020(令和2)年の男女の賃金の推移を確認しましょう。

※賃金とは6月分の所定内給与額。「所定内給与額」とは、現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当、宿日直手当、交替手当として支給される給与)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額。

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

2020(令和2)年の賃金は男性で33万8800円、女性で25万1800円。男女間賃金格差(男=100)にすると74.3です。

男女間の賃金格差の推移をみると、2001(平成13)年の65.3から2020(令和2)年の74.3まで9ポイント是正されています。しかし逆に、まだ25.7もの男女差があるとも言えるでしょう。