年収1000万円世帯「家族のようす」とは
続いて、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)8-2表」から、年収1000万円台前半の家族の様子を見てみましょう。
年収1000~1250万円
- 世帯主の年齢:52.2歳
- 18歳未満人員:0.89人
- 配偶者(女性)の有業率:67.6%
- 持家率:86.4%
- 貯蓄:2182万円
年収1250~1500万円
- 世帯主の年齢:53.3歳
- 18歳未満人員:0.78人
- 配偶者(女性)の有業率:69.3%
- 持家率:91.1%
- 貯蓄:2720万円
年収があがると、共働き率もあがっています。「年収1250~1500万円世帯」では約7割が共働きのようですね。
貯蓄額に関しては、それ以下の年収世帯は1000万円台でしたが、年収が1000万円を超えると貯蓄2000万円台の大台に乗ることがわかりました。さらに年収が1500万円以上になると、貯蓄額は一気に4579万円に跳ね上がります。
とはいえ、家庭の状況は世帯によって様々でしょう。平均では世帯主の年齢が50代前半でしたが、これより若くに年収1000万円に到達する場合、子どもの教育費が家計を圧迫していることも考えられます。住宅を購入したばかりでは、負債額が貯蓄額を上回っていることも考えられますね。