コネクティッドカーへの期待と課題

国土交通省の資料によると、2025年には約60%、2035年には約90%の車がコネクティッドカーになるとのことで、追加料金を払って車に関わるサービスを追加できるスマホのような世界が実現になりそうです。

現在では各自動車メーカーが提供するサービスの内容を見るとほぼ横並びのようですが、今後は保険会社の運転挙動反映型テレマティクス保険のように、他業界が自動車のデータを利用してサービスを提供するケースも増えてくると思われ、その時に既存企業だけでなくスタートアップ企業が活躍できる場が新たに生まれることも期待されます。

一方で、パソコンやスマートフォンがネットワークに繋がることで外部からの攻撃にさらされているように、車も攻撃されることが考えられます。車の場合、走る・曲がる・止まるといった基本機能に対して攻撃されると致命的な事故に繋がります。自動車業界ではそのようなことを防ぐためセキュリティを強化する検討も行われています。

今後このような努力が実り、安全に利用できる便利なサービスが沢山登場するとよいですね。

参考資料

岸本 範久