不労所得~その2~「株式投資(配当や運用益)」

次の代表的な不労所得である「株式投資」をみていきましょう。
こちらは株式や投資信託など証券投資によって、配当や運用益を得ることを指します。

現在、東証1部の平均配当利回りは約2%となっています。

配当収入のみで試算すると、冒頭の資産7500万円では配当収入が150万円となります。そこから配当に対する税金20.315%が控除されるため、手取り額は約119万となります。

よって配当利回りが5%であれば、税金を差し引いても300万円以上の手取り額が見込めることとなります。

ただし資産の全てである7500万円を投資し続けるにはリスクが大きいです。7500万円のうち30%は預貯金、70%を株式や投資信託・債券などの資産に分散投資をすることで、リスクヘッジをした方が安心かと思います。

株式投資については、いくら配当が魅力でも大きく元本が欠損する可能性があります。
よって株式や債券など商品を分散投資していくことが重要です。

ご参考までにGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオを紹介します。

【図表】GPIF・運用資産の構成は?

【出典】GPIF「2021年度第2四半期運用状況(速報) 」

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2001年度からの収益率は年率3.7%で、そのポートフォリオは、国内債券26.79%・外国債券24.17%・国内株式25.03%・外国株式24.01%となっています。