老後資金のために資産運用をする

「人生100年時代」と言われている昨今、公的年金だけに頼らずに、自分で老後生活に備えようという人が増えてきています。現在の日本は、バブルの頃のように銀行に預けておくだけで、お金が増えるような時代ではありません。

確かに銀行に預けておけば、万が一銀行が倒産しても1000万円までは法律で保証されているので安心です。しかし、老後に資金が尽きてしまうような状態は何としても避けなければなりません。

そこで選択肢として出てくるのが「資産運用」です。

私は以前、証券マンとしてお客様の資産運用に携わってきました。その中では、将来の資産形成のために運用の必要性は感じているものの、「運用は難しい」「リスクが怖い」というようなお客様の率直な声にも向き合ってきました。

しかし現在では、運用商品や方法も多様化しており、自分の生活や目的に合った投資方法を選択できるようになってきました。また、資産形成だけでなく、税制面でもメリットがある「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」など、少額から投資を始められる制度を活用することも可能です。

今まで食わず嫌いで資産運用を避けてきた方は、今一度「将来のために、お金にも働いてもらう」という余地があるかどうかを、検討してみるのも良いのではないでしょうか。