世帯構成別の年金受給額8パターン

国民年金と厚生年金の全体像を見ていました。ここからは、世帯構成別に8パターンに分けた年金受給額を確認していきましょう。

シングル世帯「ひと月の平均年金受給額」

  1. 男性シングル世帯(厚生年金):16万4742円
  2. 女性シングル世帯(厚生年金):10万3808円
  3. 男性シングル世帯(国民年金):5万9040円
  4. 女性シングル世帯(国民年金):5万4112円

夫婦世帯「ひと月の平均年金受給額」

  1. 夫婦ともに厚生年金:26万7901円(夫:16万4742円+妻:10万3159円)
  2. 夫が厚生年金+妻が国民年金:21万8854円(夫:16万4742円+妻:5万4112円)
  3. 夫が国民年金+妻が厚生年金:16万2848円(夫:5万9040円+妻:10万3808円)
  4. 夫婦ともに国民年金:11万3152円(夫:5万9040円+妻:5万4112円)

この8つのパターンを見ると、一番年金が少ないのは国民年金を受け取るシングル世帯の女性、一番多いのは夫婦で厚生年金を受け取る世帯になります。

世帯人数が異なるため単純には比べられないものの、受給額の差はひと月20万円以上にものぼります。

老後を前に不安を抱えている人は少なくありませんが、特に国民年金のみに加入している世帯は、できるだけ早い段階で国民年金に上乗せする老後資金の準備に取りかかる必要があるかもしれません。