コロナ禍においてネット証券の口座数が大きく伸びる中、資産運用を最近始めたという人も多いのではないでしょうか。

そして、資産運用の目的として、「老後のため」を挙げる方も多いのではないでしょうか。

今回は老後に向けた貯蓄をテーマに「金融資産2000万円以上を持つ70代以上の割合」をご紹介します。

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70代以上で金融資産2000万円以上は3割

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」によると、70歳以上の貯蓄事情は以下の通りです。

  • 平均:1786万円
  • 中央値:1000万円

平均の場合、上位の富裕層の資産が押し上げている可能性があるので、70代以上の世帯のいわゆる「ふつう」の金融資産額は1000万円と想定した方が適切でしょう。

ちょうど「二世帯に一世帯が1000万円以上」ということになり、目安としても意識しやすいですね。

なお、倍の「2000万円以上」となると割合は3割となります。

一方で、「金融資産を保有していない」という層も2割います。

いったいなぜ、このような大きな格差が生じているのでしょうか。