ほんとうに大切にしたいことを見つけるために
コロナ禍の影響で居心地の良さを大切にする女性が最も多い結果になりました。一生一緒に過ごす相手だからこそ、長い時間一緒にいても心地よく思える関係は大切でしょう。
一方で、安定した収入や職業を求める声も多く、未婚女性の理想は年収600~800万円と平均給与と比べて高い結果になりました。出産を考える場合には休まなければならない不安も一因と思われます。
厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、18歳未満の子どもがいる世帯で仕事をしている女性は72.4%、仕事をしていない女性は27.6%。
仕事をもつ母の中でも正規で働く方は26.2%、非正規は37.8%です。非正規の方が多いものの、2004年から比べると正規・非正規ともに約10ポイント増加しています。
育児をしながら仕事をするには、子どもの預け先の確保や夫婦での協力などが必要でしょう。ただ実際に育児をすれば仕事と両立する体力がなかったり、大切にしたいものの優先順位が変わったりするなどして、働き方に迷われる方も多いです。
一方で、さまざまなサービスを使いながら仕事を続けたり、一度は働き方をセーブするものの先々を考えて資格を取得したり、実際に仕事復帰したりする女性もいます。
女性も経済的にも自立することで経済面の不安が薄れて、パートナー選びでほんとうに大切にしたいことも見えてくるかもしれませんね。今回の結果をもとに、改めて自分が結婚相手選びで大切にしたいことを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- PRTIMES「コロナ禍により、3高条件に変化!結婚相手に求める条件とは?」
- PRTIMES「【調査】結婚相手に求める条件とパートナーの年収 女の本音はやっぱり「経済力」! “パートナーの価値観を変え、年収アップさせる秘訣”をプロが伝授」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
宮野 茉莉子